Cio D'Or

「音楽のない人生は、羽のない鳥のようなもの。」印象的なボブヘアと、そのスタイリッシュなイメージを持つCio D'Or（Cio Dorbandt）はドイツ/ケルン在住の電子音楽シーンで活動するDJ、パーカッショニスト、音楽プロデューサー、そしてデザイナーでもある。その音楽スタイルは、ミニマルなヒプノチック・テクノ、ダビング・テクノで、オーケストラルで映画的なアンビエントミュージックが特徴。 “ all in all “ の作品に一貫して流れているのは、潜在意識に影響する時間の選択や時が強制する音や感情のスペクトルであり、Svreca主宰のSemanticaのために制作されたCio D´Orの映画のコンパイルでもある。アルバムは、4曲からなる3つのチャプター、after and before、floor X、yocta to yottaで構成され、そのアイデアは ” 映画や映画のサウンドトラック、モダンダンス、自然災害や政治事件、旅行、ケプラーの惑星、パルサー、自宅のテーブルに置いてある花などから影響を受けた” という。彼女が彼女自身の音を通って開発しスレッド化するアイデアからの音楽創造は、感情的で、贅沢で、カリスマ的で、映画的であり、時には詩的でもある。彼女の音楽は起源と開発の間の「無限」に戦い、時代精神から世界への永遠の可能性を鳴らす 。彼女のDJパフォーマンスもまた過去の宝石のような音楽とレコード選曲にみられる音楽の深い文法に浸された古いandvice versaの新しさを映し再びこれを残すブリコラージュによって生まれる、同時代意識に共鳴するスタイルテクノとelectronicaで、かつドラマチック。
すでに幼年期に、Cio D´Orは多くの種々の機器の音と遊ぶ環境のなか、17歳でジャズバンドで遊び、21歳でバルトーク、ストラヴィンスキー、バッハなどの曲を編集しセルフ開発された舞踊によって彼女自身のダンスデュオを設立している。この仕事によって、彼女はブライアン・イーノとデイヴィッド・バーンを通して電子音楽に彼女の最初のアクセスを発見したという。対比役割を果たすためにそれぞれはっきりと精密につくられたこの3部作コレクションは、暖かな大気を放射すし壊されたリズムのうえに物語を語り、ピアノとチェロのフォーカスによるインストルメンタルのドラマがダンスとミュージカル・シアターと映画のように電子音を発生させる 。アシッドなミニマリズム、催眠の幻想と同時代のテクノ・ミュージック、そしてスウィート、、、、Cio D´Orの” All In All “ はどこまでも無限に拡大していく。
http://ciodor.de