Marc Behrens

Marc Behrens

ドイツ、ダルムシュタット出身のアーティストMarc Behrens ( マーク・ベーレンス ) の " Final Final Ballet " は、choreographing modern balletの振り付けをするために意図された作品。もともとは1998年にRaster-notonから完全版がリリースされる予定だったが、raster-notonとの問題が発生、ベーレンスがそれを拒絶し2012年にEntr'actからリリースされた曰く付き作品。1つのステレオの周期的な反復性のmicrointervalsが同時に鳴る。層になった「モアレ」効果。コンポジション・コンセプトは、あらかじめ決められた基本的なサウンド・スペクトルのマイクロ変調によるタイムラインに沿ったそのロケーションのための音楽。そのミニマルなビートはクラブ系尖端でのポスト・インダストリアルと同調している。Marc Behrensは、去年Editions MegoからAtom TMとのコラボレーション " Bauteile " をリリースし、そこでは「約200年に及ぶ音楽の発展」を解釈した1987年から2013年までの間に録音された素材をエディットしている。特筆すべきは2013年にコンテンポラリーアートの美術館 " Museu Serralves " からリリースされたハードカバーとアコーディオン式のブッレットが一体となったミニCD " Irregular Characters " で、刀根康尚のマテリアルを使用したこの美術館でのライブパフォーマンスが収録されている。他にもポルトガルのレーベルCronicaから2009年に " Sleppet " などをリリースしている。マーク・ベーレンスの作品は、主にコンクレート・エレクトロニック・ミュージック、写真とヴィデオからなるサウンド・インスタレーションと言えよう。最近の活動では、出版会社の設立やリモートの西中国とアマゾン雨林へのフィールド・レコーディング旅行を敢行している。