Sam Kidel
●Henri Michaux, Untitled (Movements), 1950–51 |
●Henri Michaux - Untitled |
ブリストル生まれのSam Kidelは15歳の頃にはじめてコンピュータに触れ、Young EchoとKillingSoundのメンバーとして音楽活動を始める。イギリスとフランスのテレヴィ・ドキュメンタリー、ファッション・ショウ、フランスの画家ファビェンヌ・ベルディエのためのサウンド・トラックなどを手がけ、ニューヨーク・シアター・ワールド、グラスゴー、バーゼルとベルリンでのインスタレーションとパフォーマンスなどで主に活動している。現在のところ彼はオックスフォード・ブルックスのソニックアートとMA in Compositionなどに関わり充実した活動へ続いている。
Entr'actからリリースされた「Untitled (Movements)」は詩人と画家アンリ・ミショーの" eponymous drawing" によりインスパイアーされ、それに基づく シンセサイザーのレイヤー、modified guitarの微妙な変化、継続的な時間電圧と電流を使ったAnalog circuits(アナログ回路)の自然な熱変動がコラージュ・クリッピングされたもの。
彼がインスパイアーされたアンリ・ミショー( Henri Michaux ) は、ベルギー生まれのフランスの画家、詩人で、特異なイメージや内面的風景をそなえた詩によって、そのアンフォルメル ( Art informel、非定型の芸術 ) の先駆けとなった絵によって独自の地位を占めた。彼の絵画Untitled ( Movements ) は、当時、評論家のシャルル・エスティエンヌが1954年に理論付けた「染み」を意味するタシスム( Tachisme )で、1940-50年代のフランスの新しい抽象絵画様式の一つであり、ジョルジョ・マチューの絵画を指して " 投げつけられたタッシュ(しみ、汚点)のようだ " と言ったのに端を発している。タシスムはアンフォルメルという、第2時世界大戦後のヨーロッパなどにおける激情の込められた抽象絵画の流れの一部をなしているもの。時には叙情的抽象 ( Abstraction lyrique ) とも言われ、ヨーロッパにおける抽象表現主義、アクション・ペインティングともみなされている。タシスムはキュビズムなどのクールな幾何学的抽象に対する反動であり、無意識的な筆の動かし方、チューブから搾り出したままの絵具の斑点や滴り、書道を思わせる走り書きなどを特徴としていたという。
Henri Michaux
a10tv
2006/11/25
Mas vídeos de arte en http://www.arte10.com
Henri Michaux en el Círculo de Bellas Artes de Madrid en a10tv la televisión de arte10.com
Entr’acte
Sam Kidel (E182; 2015)
Release date: February 2015
A Untitled (Movements) Part 1 B Untitled (Movements) Part 2
Entr'acte – E182
Vinyl, LP
Germany
Released: Feb 2015
Electronic
Abstract, Experimental
Mastered by Jacques Beloeil
Published by Entr'acte, 2015
entracte.co.uk
ENTR'ACTE 2015
Young Echo Live
from The Wire Magazine
Stream an exclusive video of six Young Echo members performing live.
There are nine members of the Young Echo collective: Sam Barrett (Neek), Amos Childs (Jabu/Zhou) Cris Ebdon (Zhou), Seb Gainsborough (aka Vessel), Sam Kidel (El Kid), Joseph McGann (Khan), Paul Zaba, plus MCs Jack Richardson, and Alex Rendell (Jabu).
The group operate out of Bristol, releasing 12"s, cassettes and mixes under various pseudonyms, responsible for some of Bristol’s most exploratory music since the city rewrote dubstep’s rulebook in the second half of the last decade.
Young Echo are interviewed as part of The Wire 355 cover feature by Rory Gibb, looking at new Bristolian bass collectives.